アリが生活する場所は「アリの巣」です。
地中や木の中、石の中、アリは種別ごとに色んな場所に巣を形成して、女王アリを中心とした生活をしています。一方で、昆虫図鑑などを読んでいると「アリのコロニー」という言葉を目にすることもあるでしょう。
さて、アリのコロニーとアリの巣ってなにが違うか分かりますか?
アリの生態を理解するためには、コロニーと巣の違いも理解しておきましょう。
早速、アリのコロニーを見てみましょう!
質問:アリの「コロニー」とはなに?

図鑑に、よく「アリのコロニー」って
言葉が出てくるなぁ。
コロニーって巣となにが違うの?



よし!
今日は、アリのコロニーを調べてみよう!



ね~、ね~、アリさん。
アナタはどこに住んでいるの?



変わった質問だね。
僕達は巣に住んでいるよ



やっぱりそうだよね・・
コロニーってなんだろう?



あぁ。
コロニーが分からなかったんだね。
コロニーはアリの生活集団の単位だよ。
つまり、「家族」のことなんだ



コロニーって家族のことだったんだ!
納得♡


アリのコロニーとは生活集団で家族のこと
昆虫の図鑑やアリの本などには、よく「コロニー」という言葉が使われています。
コロニーとは、アリの生活集団の単位で、分かりやすく説明すると「家族」のことです。巣と区別している理由は、アリの生態が大きく関わってきます。
アリは「社会性昆虫」と呼ばれていて、コロニー単位で協力しあって生活を維持しています。女王アリを中心とした集団生活で、大部分の個体は、メスのはたらきアリです。
そして、種類によって、アリの数の規模も異なってきますので、大人数で集団を形成するアリの場合、ひとつの巣で生活するのは、合理的ではないのです。
コロニーには複数の巣があることも
アリには、さまざまな種類があって、それぞれの生態にも違いがあります。
ひとつの巣がひとつの生活集団、つまり1巣1コロニーである場合もありますし、複数の巣に分かれていても生活集団としてはひとつの場合もあります(複数巣1コロニー)。
さらに、コロニーには女王アリが1匹の場合も複数匹の場合もあります。それもアリの種類によって生態が変わってくるのです。
コロニーと女王アリのお話や、どうやってコロニー内の仲間を区別しているのかのお話は、次回以降に説明しますね!



コロニーには、まだ面白いお話が
ありそうだね。
またね!